バリテーション

介護は愛が大切です。

介護は人と人とのコミュニケーションであり、家族の介護の場合は家族とのコミュニケーション、愛です。

愛を表すためにもスキンシップが重要ですよね。

お母さんはしゃべれない赤ちゃんと、肌と肌のコミュニケーションをとります。

コミュニケーションは会話がなくても行うことは出来るのです。

最近では認知症のお年寄りのために「バリテーション」といったコミュニケーション療法が浸透してきています。

バリテーションを行うことにより、声を荒げたり、怒ったり、同じ動作を繰り返したりするといった認知症の症状を和らげることができます。

認知症の方がバリテーションを通じて、自分はまだ価値があるといった気持ちや自尊心、幸福感を引き出すことができます。

そして認知症に効果があるとされています。

介護をする方にもバリテーションはストレスをなくし、介護を楽しくすることができ、負担が減るといった効果があります。

バリテーションを行う上で大切なのが、お年寄りの認知症で起こしている行動のすべてにきちんと意味があり、理由があるということを理解して考えること。

認知症の症状は、信頼され、大切にされ、必要だと認められると緩和しますが、その逆に、暴言等を吐くと悪化します。

バリテーションでは認知症の進行具合を4つの段階にわけ、その段階に応じたコミュニケーションを行います。

①    認知の混乱②日時、季節の混乱③繰り返し動作④植物状態

この4つの段階に応じたコミュニケーションを行います。

介護をする方はできるだけ「怒り」や「イライラ」を自分の中から追い出します。

相手とのコミュニケーションを大切にできるように精神の統一をします。

これをセンタリングといいます。

そして、お年寄りが言っている言葉を繰り返し、目を見つめ会話します。

信頼関係を築くためです。

これをリフレージングといいます。

他にも、思い出話しをしたりします。

介護をする方はしゃがみ込んだり、椅子に座ったりして目線を合わせるようにします。

共感的なアイコンタクトにはちゃんと反応してくれます。

お年寄りが幼いころ聞いていた音楽等を用います。

お年寄りを活気づかせることができます。

このように、介護用品を用いない介護の仕方も注目されています。

介護用品を使用しなくても、お年寄りとのコミュニケーションで症状はいくらでも緩和することはできますが、やはり介護をもっと便利にやりやすくするためにも介護用品を使用してみてください。